小豆は5袋きっちり鞄の中に仕舞った。

お風呂から出て来て牛乳を一気に飲み干して、

ソファーの上に胡座をかいて座る。

「ひーちゃん、兄ちゃんお風呂入っちゃうよ?」

「早く入りたまえ。」

「ひーちゃん、さっきから何ブツブツ言ってんの?

お経に聞こえて来ちゃった。」

「兄ちゃん、早く行かないとリモコン投げるよ?」

「ひーちゃん、最近益々冷たーい、兄ちゃん

はとっても寒々です!」

「お風呂はポカポカです。」

早く言ってくれないかな。

兄ちゃんと喋ってると体力消耗する。

「ひーちゃん、可愛すぎ!!」

きゃぴきゃぴしないで早く風呂入れ。

しばらくするとようやく風呂場に行った。

寂しいからっていつもダーリンと師匠を

引き連れていく兄ちゃんにはやれやれだ。

「うむむ、明日の兄ちゃんの弁当のおかずは

これで行こうかしら。」

弁当本を片手にヨガをしながらテレビもチェック

していたらよっちゃんからメールが来た。

他の不良メンバーズからも大量に。

一体、何があったと言うんだろうか?

みんな同じような心配したぞって感じの

メール内容にはてと思った。

何か、心配させるような失態やっちまった

のかしら?そんなつもりなかったけどね。

そ、そういえば、あたしのおでんちゃん。

食べずに勿体無いことしたわ。

フライドポテトも道に転がってたりしなかっただろうか?

後片付け、よっちゃんがしてくれたなら明日は

何か菓子折りを持っていくべきかしら?

ボーッとしながら明日の弁当の献立を考えて、

テレビを観ながら今日あったことを振り返って

いたら日記を書かねばと思ってすぐに部屋に

駆け込んで机に日記を広げた。

※思い立ったらすぐに行動派です。

今日は何から書いて行けばいいかしら?

いろんなことありすぎてまとめられない。

1ページって結構短いものだ。

1日を1ページにまとめるなんてそもそも無謀過ぎる。

もっと書きたいことあったなって毎日思う。