か、可愛すぎるから!!
おのれ、あたしにその可愛さ分けて欲しい。
「駄目なわけありませんよ。いつでも
待ってますから来たい時は是非!」
駄目なわけない。
会いに行きたいと思ってくれることが
まず嬉しいことだ。
「本当は毎日通いたいぐらい会いに行きたい。」
「ごほっ」
歩いてるところで看板に弁慶の泣き所を激しく
打ち付けてしゃがみこんだ。
お、恐るべくプリチーナル君。
「ヒヨリンっ、大丈夫か!?」
ナル君が真っ直ぐ過ぎてあたしの心臓が
持たない気がする。
「い、痛いー!!」
ものすごい衝撃だったよ。
「ナル、やめとけよ。こんな妄想野郎の
どこがいいって言うのか俺には理解が出来ねぇ。」
だから、野郎じゃないんだってばな。
畜生め、絶対ガールとしてみなしてやるわ。
「ヒヨリンは可愛いんだかんな。」
ナル君自身がもうきゅんきゅんするよ。
神様、ありがとう。
エンジェルを召喚してくれてセンキュー!!
「ヒヨリン、後で行くかんな。」
「はい、お待ちしております!」
ナル君に手を振るとブンブン元気よく振り返してくれた。
キュートな笑顔全開でやっちゃんさんに助手席
に促された時はすでに鼻血がタラリと流れていた。
「日和ちゃん、大丈夫?」
「ええ、いつものことなので。」
久しぶりに鼻血キタ━(゚∀゚)━!
車の中にあった箱ティッシュを手渡されて、
鼻に突っ込んで助手席に座った。
「ぶっ」
「すみません、隣に変な小娘が居るのでは
運転がしづらいですか?」
やっちゃんさんが口元に手を置いて笑っていた。
運転する前からこれでスーパーに辿り着けるかしら?
「そんなことないけど、日和ちゃん面白すぎて・・」
サングラスはキラリと光っている。
やっちゃんさんの特徴である。

