Hurly-Burly 4【完】


「あんまりひーちゃんを危険な目に遭わすなよ。

俺は安全だと思ったから追いかけてねぇのよ。

その意味よーく考えてみろよ。ウチの姫はどうも

何かしら仕出かすもんで困っちまうなー。」

「・・・アイツか。」

「それと、俺はお前を信用してるよ。

じゃなきゃ、ひーちゃんをわざわざ頼んだり

なんかするかよ。ひーちゃんは俺の大事な子なんだからな。」

「美男、今すぐ馨に連絡しろ。」

「そんじゃ、俺は行くよ。精々頑張れよー。」

相沢が手を上げてそのまま背を向けて立ち去るのを

横目にももっちからの連絡を終えてすぐに馨さんに

連絡を取った時には千治さんはすでにその場に居なかった。




















「お前だってひーちゃんが可愛いと思ってるだろ?」







「隙あらば甘やかしてやりてぇーよ。」





















去り際の2人の会話は聞こえなかった。