ジョセフィーヌのご飯も買ってやらねば。
最近、構って構ってをする我が愛犬。
少しでも遅く帰ると飛びついて中々離れて
くれなくて、兄ちゃん化しちまったのでは
ないかとビビってる。
兄ちゃんもただいまと言った瞬間飛びついてくる。
もう恐ろしい具合にだ。
師匠が兄ちゃんの肩で必死に踏ん張っていたのを
目撃してドンマイと思うようになった。
偉そうではあるが、師匠も兄ちゃんの肩の上では
何かと苦労しそうだ。
そして、兄ちゃんは記録更新中である。
あの自由奔放な我が両親の素直な部分を受け継いだで
あろう我が兄は真面目に働き続けて3ヶ月ほど経っただろう。
これは、もう奇跡と言えるレベルである。
三日坊主にて終わると思っていたが、申し訳ない。
しかし、兄ちゃんの謎の彼女さんも気になる。
居るような仄めかすこと言われた。
だが、一度もそんな素振りをあの男は見せぬ。
嘘ついてやがるぜと思っては見た。
まさか、兄ちゃんはそっち系の人で
真君と禁断の××という危ういことも考えて
鼻血を出したところをサユに見られたりもした。
あんた馬鹿じゃないのと連呼された。
だけども、あたしはすごく心配している。
兄ちゃんのような自由人とお付き合いして
くれるよな心優しい女性が居るとはどうしても
信じがたいことなのである。
兄ちゃんはどこかあたしに何か隠し事
しているような気がして少し気がかりだ。
いつも何も言わないで居なくなる。
出ていく日だって急だった。
覚えてることは確かすごいきつく抱きつかれて
行ってくるよって言った兄ちゃんの寂しそうな
悲しそうな表情は残っている。
まるで、“あの人”のようで心配だ。
今度ばかりはどこにも行かないで欲しい。
折角、楽しくなってきたのにまた一人暮らし
に舞い戻ると寂しいはずだから。
兄ちゃん、落ち着いてくれないかな。
いろいろ、聞きたいことはあるはずなのに
兄ちゃんに聞けないでいる。

