冬のコンビニは温か商品が目白押しだ。

とくに、おでんはこだわりがあるコンビニが多く、

一度コンビニツアーを開いて欲しいと思うほど

興味があるので今度企画を練って不良メンバーズの

会議で提出しようと思ってる。

それには、おでんの良さを語らねばならない。

「ヒヨリン、俺あっちのお菓子コーナー見てんぞ。」

「うむ、えっと、玉子ちゃん」

よっちゃんがお菓子コーナーに向う前にレジの近くに

あるおでんコーナーで、入れ物におでんの具を乗せる。

トングではんぺんを捕まえると真っ白なお肌に痕が付いた。

お汁は溢れてしまうからあまり入れなかった。

即決でおでんの具を決めてフライドポテトと

フライドチキンも確保した。

よっちゃんが、買ってくれると言っていたが

さすがに悪い気がして自腹だ。

お財布にレシートとお釣りを入れながら、

よっちゃんまだ来ないかなと思いながら入口

近くのところでフライドポテトを食べながら

ケータイゲームで暇つぶしをしていた。

あんまりお店の中で飲食していいものでは

ないと思ったからよっちゃんに了承を得て、

お外でフライドポテトを食べながら待つことにした。

お腹が空いてるんだもんなとよっちゃんが言ってた。

入口付近に居てくれればいいやと言われた。

ポチポチケータイを押しながら今時の女子高生っぽい

かしらと思ってみる。

普段、ケータイにそれほど執着を持ってるわけでは

なくて、むしろ持たなすぎてサユにケータイは携帯

するものじゃないと怒られたことが何度かある。

中学の時もケータイは待ってたが、学校に着くと

電源をオフにしていたっけな。

着信鳴ったりしたら先生に没収されるのではと

思っていたが、ほかの子のケータイが授業中に

鳴ることもしばしばそれほど校則の厳しい学校

ではなかった。

つまり、現代病とかいうケータイ依存症は発症

していないわけだが、持たないことが多いため

意味を成してないのではという問題もある。

高校に入ってからはマナーモードにしていれば、

大概大丈夫なことが分かったから電源を落とさなくなった。

しかし、機械は意外といじれる方ではあるが、

何せ最新機種を欲しいと思ったこともないから、

このケータイとも3年以上共に過ごしてきた。