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『梨鈴。梨鈴・・・。』
誰?あなたは誰なの・・・?
『梨鈴・・・。私はここよ・・・。』
力が目覚めた時に聞こえた、
いつも夢で急かしてくるあのキレイな女の人の声。
今日はいつもと違う・・・。
私に気づくように必死に名前を呼んでいるようだ。
梨「どこ・・・?あなたは・・・一体誰・・・?」
そして、光を感じ、そちらを向くと・・・。
キレイな黒い髪の女の人がいた。
『私は美流・・・。』
梨「・・・!?・・・本当に・・・?」
覚えているだろうか?
私を予言した、あの美流だ。
『そう、私はあの美流。勝手な予言であなたを巻き込んでしまって、本当にごめんなさい・・・。』
本当に申し訳なさそうに謝る彼女。
梨「気にしてないよ。それに・・・。あなたのせいじゃない。」
そういうと、彼女は一瞬驚いたが、すぐに柔らかく微笑んだ。
『ありがとう・・・。』
その柔らかな微笑みが長く続くことはなかった。
『梨鈴。時間がありません。手短に話します。』
そう言うと、彼女の顔は一気に真剣になった。
