選ばれし者



ぎいと、音がすると牢獄の扉から石春蘭馬が見えた。

蘭「梨鈴、大丈夫か?」

大丈夫なわけない。

梨「・・・。」

ここに来て、やっとわかったことがある。


蘭「飯、置いとくな?ちゃんと食えよ。体持たねーから。」

そういって自分の上着を私にかけて出ていく蘭馬。

わかったこと。それは、




本当の敵は石春蘭馬ではなく、その父だということ。



私は見てしまった。そして聞いてしまった。
あの、みんなを送ったあとに。