選ばれし者



-----柔道場-----

海さんと空さんに連絡をして、
柔道場にいる理事長と椎と涼の下へ向かった。


龍「椎!涼!理事長!」
いきなり、慌てた様子で入ってきた俺たちに、
3人はびっくりしていたが、慌て具合がはんぱなかったからか、
その表情はすぐに険しくなった。


そのすぐ後、バンっと、おおきなドアの開く音がした。
音の先には、息を切らした海さんと空さんがいた。


海「さっきの!どういうことだよ!!?」

空「・・・説明、してもらおうか・・・?」


その言葉を合図に、
石春蘭馬たちに拉致られてしまったこと、
そのせいで梨鈴が捕まってしまったこと、
無効は裏切ったように言っているが、
結城の証言と、今の俺等の健康体をみて、
裏切った可能性はないということ。

時間がないので、すべてを一気に話した。



龍「俺らの不注意でこんなことになってしまったのは申し訳ない。でも今はそれより、梨鈴が危ない。一刻も早く助けに行かないと・・・。」


責任は、全てが終わってから取る。そう、心に決めていた。
それを感じたのか、椎は、


椎「お前らに責任はない。あるのは俺だ。仲間の危険に気づかず、助けに行ってやれなくて悪かった。」

そういったんだ。