選ばれし者




-----龍一side-----

光が当たると、俺達は、学校の教室に飛ばされた。

和「・・・最後の言葉・・・。あれ・・・どういう意味だよっ・・・!!」

何がどうなっているのか分からず、混乱する和也。

結「・・・。」

静かに周りを見て、状況を整理している結城。

俺がいま思っているのは、
あんなにボコボコにされていた俺たちの傷が何一つ残っていない。
つまり、梨鈴は治癒能力をつかって俺たちの傷を直し、
教室という安全な場所へ送ったということになる。
言葉など、嘘をつけばどうとでもなる。
でも、梨鈴は真っ直ぐな子だから・・・。


和「おいっ!お前らなんともおもわなかったのかよ!」
突然和也が怒鳴った。

和也はどうやら梨鈴が裏切ったと勘違いをしているらしい。

結城は、その言葉にピクッと反応すると、

結「俺・・・。見たし、聞こえたんだよね・・・。梨鈴が、悲しんでるところと、『ごめん』っていったの。」

龍「あとさ、お前、自分の体と飛ばされた場所見て、なんともおもわなかったか?」

やっと気が付いたようで、和也は、「あ・・・。」と言った。