【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

「だよな」


そう言ってハハッと悲しげに笑う。


「わかってたよ。でもずっと好きだったからさ…。諦めきれなくて」


風磨…。ごめん、ごめんね…。


「ま、自分からフラれにきたって感じかな」


風磨はあたしのこと、ちゃんとわかってくれてる。


「これで諦めがつくよ」


そう言って天翔に視線を移す。


「松村天翔…だっけ? 美桜のこと、よろしくな…もし泣かせたら、ただじゃおかねぇぞ?」


「わかってます。風磨さん、美桜の気持ち…受け止めてやって下さい」