【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

あたしの返事に呆れる天翔だったけど、あたしは気にしなかった。


天翔の前では自分を偽る必要がない。


そう思うから。


バイクが走る音を聞きながら、あたしはそんなことを考えていた。






「いただきまーす!」


天翔にファミレスに連れてきてもらい、カルボナーラを目の前にしたあたしはご機嫌だった。


「お前、本当にあの氷の姫桜だよな…?」


そんなあたしを見て、天翔はまた呆れている。


「そうだけど、何か?」