【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

「そうかもね」


照れくさそうに並んで歩く二人を見て、あたしはクスッと笑った。


天翔も二人を見て、満足そうにしている。


その表情が、天翔の思い全てを意味している気がした。


聖夜も優実も、一人じゃなくなったんだね…。


「じゃ、何か天気も怪しいし、俺らもどっか行くか?」


あたしが優実たちを見つめていると、天翔が話しかけてきた。


天翔のいう通り、空には雲が広がっている。


「お腹すいた」


「…ったく、お前は…」