【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

「え…?」


「こいつらがいるところじゃ、何も話せねぇだろ?」


「は、はいっ!!」


そう言って、嬉しそうに優実は聖夜の後ろをひょこひょことついていった。


途中で聖夜が振り返り、こっちを睨んできたけれど、その顔はどこか嬉しそうだった。


それを見て、天翔がポツリと呟く。


「聖夜、よかったな…」


「そうだね…」


「あいつ、初めてだよ。あんなに一途になった女ができたの」


「優実も、初恋だよ」


「…ある意味…お似合いだな」