【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

優実は身を乗り出すように迫ってくる。


「それはね〜、優実が聖夜のことを好きだからだよ」


あたしがクスッと笑うと、優実はこれでもかというほど顔を赤く染め上げた。


優実は表情がコロコロ変わっておもしろい。


「え…? あたしが聖夜さんを…?」


「そう、恋をすると胸が苦しくなったり、その人のことばっかり考えちゃうの」


「で、でも…!!」


顔を真っ赤にする優実に、あたしはハッキリと言った。


「あとは自分でなんとかしな?」