その日の夜、ピピピピピピピピピピ・・・

私の携帯は男からの電話だ!と音を立てて主張してきた。

えっ・・・?

何でまたかけてくるの?

私は恐る恐る携帯を手に取った。

「もしもし?」

「マキちゃん?元気?」

男の口調はまたもや軽快だった。

「ぃぃぇ・・・。」

私は弱々しく答えた。

こんな日に元気が出るほど私の神経は図太くない!!!

すると男は軽快な口調で続けた。

「今日は凄く良かったよー。あんまり抵抗しないから、迫力には欠けたけど。ヒヒヒッ」

男は奇妙な笑い声を交えながら話を続けた。