マリンブルー

(あんず)

これで届いてくれなきゃ。

ここに来た意味がない。


(あんず、聞こえる?ぼくだよ、マリンだよ)


あんずは目を大きく見開いてぼくを見た。

お母さんは、潤んだ目で窓の外を見たままだ。


どうやら、ぼくの声はあんずにしか聞こえないみたい。


よかった。

これであんずに想いを伝えられる。


かみさま。

ありがとうございます。

ミール、

ありがとう。



あんずは小さく息を呑んだ。


「お母さん、少しだけ、マリンと二人にして?」