しばらくそう輝き続けたあと、ミールは満足そうにうなずいて、前足をそっと水から抜いた。

ちゃぽ…

小さく心地よい音と共に、川の輝きは一瞬にして消えた。

ミールが手を引き抜くと同時に輝きは静かに姿を消した。




でもそうじゃなかった。

あの輝きはミールの手の中に集まって、ひとつの結晶へと姿を変えていた。