寝転がったあんずは、耳元でこの音を聞いて、いつだって同じことを言って同じように笑った。
「しあわせの音だね、マリン。
マリンの"ウレシイ"がつまってる。
私にしあわせを運んでくれる、しっぽの音。
だから、しあわせの音。
ふふ、マリン。ずっとずっと、大好き」
そんな言葉を聴くたびに。
あんずと出逢えた奇跡に、
出逢わせてくれた神様に、
ぼくは強く強く感謝したんだよ。
「しあわせの音だね、マリン。
マリンの"ウレシイ"がつまってる。
私にしあわせを運んでくれる、しっぽの音。
だから、しあわせの音。
ふふ、マリン。ずっとずっと、大好き」
そんな言葉を聴くたびに。
あんずと出逢えた奇跡に、
出逢わせてくれた神様に、
ぼくは強く強く感謝したんだよ。


