「熱何度あるの?」




「36.5度です」




……絶対嘘。




「病院は?行った?」




「その様な時間はございません」




「じゃあ時間あげるから早退して行って来て」



古都ちゃんの持つ資料を手に取った




「私には仕「仕事が出来る状態じゃないでしょ?逆に迷惑だから、わかるよね?」




「……申し訳ございません」




フラフラしながら頭を下げると壁に手をつきながら部屋から出て行った。




ちょっとキツい言い方しちゃったけど、ああでも言わないと言うこと聞かないから




ごめんね、古都ちゃん。




「はぁ〜」



1人になった部屋に俺のため息だけが響いた。




……実は俺自身も熱があってスゲェ怠いんだよね、