「ちょっ、大地!?」 「てことで、今からラブラブしまーす」 そう言って大地は、優しくあたしを抱き締めた。 あたしは状況がわかってなくて、オロオロ状態。 「咲、好きだ」 と、あたしに何回も耳打ちしてくる大地。 あたしは恥ずかしすぎて、茹で蛸みたいに真っ赤だと思う。 「咲」 「…だい…ち?」 やっと放してくれたかと思うと、すぐに大地はあたしの目を見つめた。 逃げれるのに、大地から目が離せない。 心臓の鼓動がドキドキしすぎて、大地に聞こえてるんじゃないかって心配なんだけど…。