土曜日の記憶を頼りにリスの家へと向かう 「あった」 そして、一軒の家の前へ… 表札には"春野"の文字 なんか、妙に緊張するんだけど なんでだろう…? でも、預かっちゃたし… 渡さない訳にはいかないよね そして、意を決して呼び鈴を押す すると、しばらくしたら扉が開いた 「………何?」 中から出てきたのは俺と同じ制服を着た男 しかも、俺の顔を見たとたん分かりやすい、嫌そうな顔をした 誰だろう? 父親じゃ…ないよね じゃ、兄弟?…にしては、似てないし 一体、貴方は誰ですか?