「ま、でも。まだまだ未熟だな」 ははっと笑ってキッチンから出ていく父さん 甘いスイーツで皆を笑顔にする仕事 密かに目指している俺の目標 …いつか、俺も父さんみたいになれるかな? 「…誰かのために…か」 そう呟くと同時の浮かんだのは… リンゴを食わえるひとりの女の子の姿 ふわふわで ポワンポワンの お馬鹿なあの子… あの子が俺に与えた影響はかなり大きいのかもしれない…