そんなこんなで、海当日。 天気予報によれは、最高気温38℃の猛暑日になるらしい。 「じゃ、おばさん、行ってきます。」 「いってきま~す!」 「はい、2人ともいってらっしゃい。」 メグのおばさんに見送られ、俺たちは芹たちと合流するために駅に向かう。 途中、普段と違う髪型のメグを、何度も抱き締めそうになったのは…秘密。 「―…めーぐー!」 駅前の噴水近くにいた園里は、まだ距離がある俺たちにむかって手を振っていた。