アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)

「な、何よ…離しなさいよ、手…」

すると、佐藤くんは私の顔をグッと覗き込むと

「佐川さんさ、いくらなんでも、どうでもいい女連れ出さないって。ここまで言わなきゃ解んない?」

「っ!!/////」





な、なによ…
偉そうに…
佐藤くんの癖に…
七三の癖に…
それに、顔近いって…





「納得した?」

「う、うん…」

「じゃ、いいね?このままで」

って繋いだ手をわざと上に持ち上げニカッと笑う佐藤くん




とくん…




私は何も言わず首だけを縦に降った




ううん、あまりにも心臓がうるさく動くから、苦しくて何も言えなかったんだ…