アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)

京都駅からタクシーで四条河原町へと出る

京の町屋を改築した落ち着いた雰囲気のカフェに来た

私は抹茶ラテを飲み、これから慶太郎さんと過ごす甘い時間に期待を寄せて、すっかり舞い上がっていたけれど

慶太郎さんがここのクリームみつ豆が美味しいと言うので、食べて見ることにした




『真子ちゃんどう?』


『はい、めちゃくちゃ美味しいです♪特にこの白玉団子たまりません』


『真子ちゃん団子好き?』


急に慶太郎さんが身を乗り出した


『ま、まあ…好き、かな?』


『そっかあ…、団子好きかぁ…、嬉しいな』



ん?
団子好きで
嬉しい?
なんで?
まっ、いっか