「あはは。ごめんごめん。意地悪しちゃったね。」


チュッ


王子スマイルを浮かべる先輩は私の唇にキスを落とす。


パァァァァァッ



私たちを白い光が包む。


最後の印。

甘い甘い。


感じたことのない力。

体の奥そこから力を感じる。


「さて、春樹くんの援助に行きますか。」


未だ魔物と激戦を繰り広げている春樹。

そんな春樹を見ている天王寺先輩の手元に弓が現れる。

金に近い白の弓。


弓矢をすっと引っ張って真っ直ぐ魔物を見据える。


そして......