「お前は後だ。」


魔物がそう言うと天王寺先輩は大きな鳥かごみたいなので閉じ込められる。


「さあ、メインディッシュをいただこうか。」


楽しそうに笑いながら私に近づく魔物。


「は、はる...春樹っ。」


シュッ


「ったく、呼ぶのがおせーんだよ。」


恐怖で震える小さな声で春樹の名前を呼ぶと私の目の前に春樹が現れた。


春樹の手元に日本刀が現れる。


「未来に手ぇ、出したこと後悔しろよ?」


「ほう。なかなかの力だな。」


春樹と魔物の激戦が始まる。


「未来ちゃん。」


私の横に腰を下ろして私の頭を撫でる天馬くん。

赤い提灯が私を明るく照らす。


すごい。

痛みが消えて行く。