「未来」 優しくて、どこか安らぎを感じる声。 「嘘....」 洞窟の中で私たちを待っていたのは、お兄ちゃんだった。 全然気がつかなかった。 「嘘じゃないよ。オレが魔王だ」 「.....」 驚く私にいつもの如く微笑むお兄ちゃんの横に無言で立つ一ノ瀬さん。