「あの娘の気配は感じないな」







ライちゃんはいつの間にか可愛らしい姿に戻って周りをキョロキョロしている。






確かに一ノ瀬さんの気配を感じない。






『強くなったね、未来。さぁ、これで最後だよ』






優しい声が私を導く。




降魔の森の洞窟の中へ。