ああ、そうだ。歌詞を書くにあたっていつまでに書くか期限を決めないとな。


そうだな…俺が音をつける作業もあるし、練習する時間もたくさん欲しい。


なるべくなら書き上げて欲しいのだが…



「期限はそうだな…篤も居る事だし、一週間で出来るか」


「…えっ」


「はぁ!?」



篤が驚きに声を上げた。出来るだろ。


かなでも優秀だし、篤も居る事だし。


一週間…とかなでが小さく呟く。



「出来るよな?」


「精進する…」



固まってしまったかなでを他所に俺と篤で話を進める。



「鬼だ…」



拓弥が小声でそう呟いていたのを聞き逃す俺ではない。


後でしめるとしようか。