どれだけ恥ずかしい事か。 お母さんはいつまでも笑っている。 それは、とても幸せそうに。 そして、こう呟いた。 「……やっぱり、親子ね」 やっぱり、親子。それは、どういう意味で言ったのだろう。 首を傾げる私にお母さんが続ける。 「知ってる、かなで?」 「…何がですか?」 お母さんの言葉が指す事が私には分かりません。 知ってるとは何を。 私がバンドでライブをした事と何か関係があると言うのだろうか。 すると、お母さんは席を立ち、リビングを出ていった。 私とお父さんだけがそこに残される。