「この馬鹿が申し訳ない事をした」 岡本の方へ歩み寄り頭を下げる。 そして、未だに騒がしい奴の頭を引っぱたくと、無理やり頭を下げさせた。 「いてっ!」 「お前も謝れ!」 「なん…って!ご、ごめん!おかもっちゃん!」 俺が下を向かせた事でこの事態にようやく気付いた拓弥。 顔を青く染める。 そんな拓弥を放ってCDを拾い集める。 そんなに背の高くないキャビネットだったからか、割れたりはしてないみたいだ。 よかった。