kiss-choco

「だから、何回告白されても困る。もうこんなこと無駄だって、いい加減分かれよ」


相沢くんは面倒くさそうに溜め息をついて言う。


「分かんないっ! ねえ、ちょっとさあ、好みのタイプ教えなさいよ。好みの女になってリベンジするからさ!」


あたしは裾をがっちりと掴んだまま言い募った。


「リベンジって、なあ……」


相沢くんは切れ長な瞳にありありとウザそうな色を滲ませた。









ムカつく!


ムカつく!



ってか意味分かんないし!



今まであたしが告白した男の子たちは絶対こんな顔しなかった。
嬉しそうにへらへら笑うことはあっても、こんな迷惑そうな表情は見せなかった。


「教えてよ! タイプ!」


あたしは噛みつくように言った。

せっかく告白したのに、収穫ナシなんて虚しすぎる。
それ位絶対聞き出してやる。