とにかく。
ゆ・る・せ・ん!!!!!
「待ちなさいよ! 相沢晴臣!」
あたしは立ち去る背中にタックルをかけた。
全力でぶつかったのに、相沢くんの体は少し傾いだだけで、逆にあたしが尻餅をついてしまった。
おしり痛い!
ムカつく!
「……何だよ、危ないな」
振り返った相沢くんは、あたしを見下ろして溜め息をついた。
しぶしぶ、といった感じで手を差し出す。
「掴まれよ」
「イ・ヤ!」
ぺちん! とその大きな手のひらを弾いて、あたしは自力で立ち上がった。
「あのねえ! 女の子がひっじょーに努力してケーキ作って渡してんのよ!? あんたには感謝の念ってもんがないわけ?」
「……手作り?」
「そーよっ! 腕なんか筋肉痛なんだからね! あんた電動ミキサーなしで生クリームを七分立てしてみなさいよっ、腕がぷるぷるいうんだからね!」
あ、話がそれた。
まあいいや、勢いで攻めちゃえ。
「生クリームだって絞れば簡単綺麗にデコレーション出来るわけじゃないのよ? 何回失敗して怒られたと思ってんのよっ。そんな努力を腹のたしなんてつまんないセリフで終わらせんなってーの! ありがとうとか何とか言い方があるでしょーがっ!」
ふうーーっ!
一息に言って、深呼吸。
言った、言ってやったよ。
ゆ・る・せ・ん!!!!!
「待ちなさいよ! 相沢晴臣!」
あたしは立ち去る背中にタックルをかけた。
全力でぶつかったのに、相沢くんの体は少し傾いだだけで、逆にあたしが尻餅をついてしまった。
おしり痛い!
ムカつく!
「……何だよ、危ないな」
振り返った相沢くんは、あたしを見下ろして溜め息をついた。
しぶしぶ、といった感じで手を差し出す。
「掴まれよ」
「イ・ヤ!」
ぺちん! とその大きな手のひらを弾いて、あたしは自力で立ち上がった。
「あのねえ! 女の子がひっじょーに努力してケーキ作って渡してんのよ!? あんたには感謝の念ってもんがないわけ?」
「……手作り?」
「そーよっ! 腕なんか筋肉痛なんだからね! あんた電動ミキサーなしで生クリームを七分立てしてみなさいよっ、腕がぷるぷるいうんだからね!」
あ、話がそれた。
まあいいや、勢いで攻めちゃえ。
「生クリームだって絞れば簡単綺麗にデコレーション出来るわけじゃないのよ? 何回失敗して怒られたと思ってんのよっ。そんな努力を腹のたしなんてつまんないセリフで終わらせんなってーの! ありがとうとか何とか言い方があるでしょーがっ!」
ふうーーっ!
一息に言って、深呼吸。
言った、言ってやったよ。



