kiss-choco

確かにあたしのやったことの方が酷いよね。言うとおりです。


でも!
かと言って、この恥ずかしさをどうしろっていうのよ。


馴れてないってちゃんと言ってるんだから、それを考えてゆっくりのんびり馴らしていってくれないかなあ、もう。


真っ赤になった顔を自覚しながら相沢くんを睨む。
こんな顔にした本人は、しれっとした顔で何か考えている様子。
何でこんなに自分のペースでいられるんだろう。


「鈴奈」


「……何。もう噛むのはなしだからね」


噛まれた首筋を手で押さえながら、相沢くんを見る。


「わかった。なるべく噛まない」


「絶対!! 噛まない!!」


「絶対。……多分」


相沢くんは冗談なのか、本気なのかわかんないくらい表情を変えずに言う。


「多分はダメ! で、何?」


「噛む場所間違えた」


そう言うと、相沢くんの腕はいとも容易くあたしを引き寄せて、
その唇は小さく声を上げたあたしの唇を塞いだ。


「ん……」


ぺろりと唇をなぞられて、やわやわと甘く噛まれる。


「あ、相沢く……、ズルい……」


「ズルくない」