kiss-choco

「もうしない。だってあたし、相沢くんが本当に好……」


きになったから、と言いかけて、慌てて口をつぐむ。


ひゃーーーー!

勢いでまた恥ずかしいこと言うところだった。


「す、の続きは?」


気付いてる筈なのに、相沢くんはしれっとした顔で言う。


うう。何でそんな余裕のある表情なのよ。


「な、なんでもない」


「ふうん?」


相沢くんは気にもしてない様子であたしを見る。

そ、そんなに見られたら、赤面しそうなんだけど、な。


だいたい、この近さがヤバいって。
相沢くんにくっついてしまってる左半身が、やけに熱く感じるし。


あたしはたまらずに思いっきり顔をそらした。
これ以上見られてたら、人体発火を起こすってば。





「……鈴奈」


「なななななななに!?」


「別に? なんでもない」


笑いを含んだ声。
これ、絶対、からかってる。
相沢くんってば、こんな性格だったの?

あたしが告白してた時は、無愛想で無口で、からかうなんて考えられない感じだったのに。