・.
・ ―回想(保健室で)―
『すっごいの見ちゃった! あたし、めちゃくちゃびっくりしたあ!』
相沢くんが扉のカギを開けた途端、紗希が飛び込んできて言った。
『あ! 鈴奈、大丈夫だった? ついでに相沢も。あんな足で走り回ってたら、悪化したでしょー』
紗希はまくしたてるように言う。
『落ち着けよ』
相沢くんが扉を閉めながら溜め息混じりに言った。
『相沢、あんたアレを知ってて椿ちゃん呼んだわけ? いやー、人って分からないもんねえ』
感心したようにうんうんと頷く紗希は、あたしの横にすとんと座った。
『何? 椿ちゃんが、どうかしたの?』
『それがさあ、あたしと片桐が倉庫の前にいたら、竹刀を片手に持った椿ちゃんが猛然と駆けてきてー。すっごい怖い顔で、早く開けなさいって言うわけ。
慌てて開けたんだけど、椿ちゃんってば中でノビてる木村を見るなりいきなり平手打ち!』
ばちーん、とこう手を振りかぶってさー、と紗希はわざわざ実演してみせた。
『気が付いた木村は、最初訳わかんないこと言ってた。マカロンとか何とか。
で、そんな木村に椿ちゃんは
「正座ーーっ!!」
とか叫んじゃって。外にいたあたしもつい正座しちゃった』
・ ―回想(保健室で)―
『すっごいの見ちゃった! あたし、めちゃくちゃびっくりしたあ!』
相沢くんが扉のカギを開けた途端、紗希が飛び込んできて言った。
『あ! 鈴奈、大丈夫だった? ついでに相沢も。あんな足で走り回ってたら、悪化したでしょー』
紗希はまくしたてるように言う。
『落ち着けよ』
相沢くんが扉を閉めながら溜め息混じりに言った。
『相沢、あんたアレを知ってて椿ちゃん呼んだわけ? いやー、人って分からないもんねえ』
感心したようにうんうんと頷く紗希は、あたしの横にすとんと座った。
『何? 椿ちゃんが、どうかしたの?』
『それがさあ、あたしと片桐が倉庫の前にいたら、竹刀を片手に持った椿ちゃんが猛然と駆けてきてー。すっごい怖い顔で、早く開けなさいって言うわけ。
慌てて開けたんだけど、椿ちゃんってば中でノビてる木村を見るなりいきなり平手打ち!』
ばちーん、とこう手を振りかぶってさー、と紗希はわざわざ実演してみせた。
『気が付いた木村は、最初訳わかんないこと言ってた。マカロンとか何とか。
で、そんな木村に椿ちゃんは
「正座ーーっ!!」
とか叫んじゃって。外にいたあたしもつい正座しちゃった』



