kiss-choco

まあそれでも、ゲームはゲーム。

とにかくラストまでは頑張ってやる、とどうにかアドレスも聞いて、気のあるそぶりで話しかけた。
熱っぽい視線を送ってみたりもした。


そうして数日が過ぎ。

微笑みかけた時に、ふっと見せる表情が優しくなってきた気がしたのを機に、あたしは告白をすることにした。


相沢くんの性格は、告白なんてやらないタイプと見た。
理想としては告白される方がよかったんだけど、この際仕方がない、諦めよう。


こんな不愉快なゲーム対象なんか、さっさとオトして、さっさとフってやる。


それからもっと楽しい攻略対象を見つけるんだから!


あたしは相沢くんにはふんわりした笑顔を見せながら、お腹の中では悪魔のようにウヒヒ、と笑っていた。