――――
――――…


目を覚ますと、私はベッドに寝ていた。



横を見ると、結くんが心配そうにこっちを見る。


「熱は無かった。だけど倒れたから…気分、悪かった?」



あなたにドキドキし過ぎたんです、きっと。



今も、ドキドキしてる。



どうしたら、ドキドキしなくなるの?


まともに顔見れないし、話せない…。



「蘭……こっち、見て。何で喋らないの?」



ずいっと近づいて来た結くんの整った顔に私は限界を感じた…