あの後、翔太くんに『戻るか』と言われただけで私の言葉に対しては何も言われなかった。 迷惑だったかな? 伝えなきゃ良かった? 嫌なことが次々と頭の中を占領していく。 教室に戻ると、なぁちゃんが出迎えてくれた。 「…なぁ、ちゃん……」 さっきよりも声がスラスラと出てくる。 まだ少しだけ掠れてはいるが、やっとなぁちゃんの名前を呼べた。 私が口を開くと、教室にいた皆が驚いたり…翔太くんと同じように泣いてくれた人もいた。 一番凄かったのはやっぱりなぁちゃん。