どこに行くんだろう。 学校に戻るのかな。 辺りを見渡すと、もう海は無かった。 ツンツンと翔太くんの腕をつつく。 「あ、ごめん…疲れた?」 首を横に振る。 私の言いたいことは、違う。 携帯を取り出して、言いたいことを携帯に書き出す。 〝どこに行くの?〟 これを見た翔太くんは、少し照れながら… 『俺んち』と言い出した。