好きなキモチ。



「しょ、翔太く─「い、いつ戻って来たんだよ!」

妹さんのことを言おうとすると、翔太くんに言葉を遮られた。


翔太くんは気づいていないが、竹井くんと竹井くんの妹さんがこちらに近づいてきているのだ。

このままじゃまずいよね。

「しょ、翔太くん!!か、彼女さんが…竹井くんの妹さんがっ」

私がそう言うと、翔太くんは顔を歪めた。


…あ、怒らせちゃったかも。
どうしよう。


私がオドオドしていると、竹井くんと竹井くんの妹さんが来てしまった。


ああ、もう駄目だ。


ツーショットなんて見たくないよ。