わかってるさ、お茶だろう?


 「さ、寒いわね」

 「…素直になれば」

 「う、うるさい!どうせ可愛げないわよ」

 ふん!とそっぽを向けば、右手を握られた。

 「真弓、言って?」

 魔性だ、こいつ。