ただし、イケメンに限る。




……この言葉をご存知だろうか。


簡単に意味を説明すると、

顔がイケてたら大抵の悪い所なんて問題ないのよ★

といった、何とも美形ごり押しの面食いらしい言葉である。



そりゃ不細工な男性が些細なミスで非難されるこの切ない御時世、有り得るかもだが。


……果して、それは本当にそうなのだろうか?


美形だからといって何でも許されるだなんて暴挙、あっていい訳がないよね。やっぱり。




…でも、周りは違うみたいで今まで見てきた例だと、

イケメンだけど汚部屋だったパターン、
イケメンだけど運動音痴でドジ、
イケメンだけど口下手で少し暗い、
……などなど沢山の残念なイケメン共を見てきた。


結果、女子が部屋を片付けるなり、ドジも可愛いと持て囃されるなり、口下手はクールでミステリアスな奴に様変わり。



それでいいのか女子!!!!




そう思っていた時期が私にもありました。


いや、今だって基本はそう思ってるよ。
でも、仕方ない。


世の中には理不尽が溢れてるって事。




入社式で代表の挨拶として出て来た『彼』が、その反発していた思考をスラリと超える形で安々と証明してくれた。




イケメンは何でも許される。

イケメンが、どんなに女子側から残念だったとしても。





彼が、………オネェだったとしても、だ。


イケメンは、許される!!!!