もしかしたら。 大したことなかったんじゃ、ないかな。 ずっとずっと、どうして私ばっかりこんなに不幸なのって思ってた。 世界中のほとんどの人が、幸せそうに暮らしているのに 私一人、不幸だって。 違かったんじゃないかな。不幸なんかじゃなかった。 こんなに愛してもらえて。しかも、秋夜にまで慰めてもらえてさ。