その言葉はあまりにも温かく、また、泣きそうになった。 純粋で綺麗な、気持ち。 「まだ、国立を忘れられないの、わかってる。俺の気持ち利用したっていい。だから、付き合おう?」 「それは……」 本当はわかってた。 この流れの雰囲気からして、告白されるだろうってことは。 いくら鈍い私でも、そこまでバカじゃ無いから。だけど俯いてしまった。どんな選択が正しいのか、わからずに。 「……私……」 いいの? こんな汚い私で、いいの?