今まで暗い中を歩いてきたからなのだろうか。 中に入った瞬間、天井から降ってきた白い明かりに、思わず目を細めた。 狭くなった視野の中で、どうにか光弥を捉えると、慣れた手つきでウエイトレスさんと話していて。 そんな姿も、様になっててカッコいいだなんて、思った。 「では、こちらへご案内致します」 そう言って案内されたのは、個室っぽい所だった。