無自覚な彼の誘惑



「あぁ~っ。柴犬って何であんなにカワイイんだろ!」



『…基本犬は全部カワイイ』



「分かる!あの舌べら出してニコニコ甘えてる時とかもう…ったまらん!」



『……俺も甘えてるじゃん』



「え?いつ?あなた大体エロ全開よ?」



『…今も』



「ん?そうか?」



『…手握って上目遣いしてんじゃん』



「あぁ、これ甘えてたんだ!分かんなかった!」



『……もう犬耳着けて舌出してニコニコ笑ってようかな』



「うん、ごめん。あたしが悪かった」