『…ん?もう朝??』




昨日は疲れたからよく眠れたみたいだ。





ムクリと起き上がると、隣にはスヤスヤ眠るアレンの姿があった。






…あれ、昨日一緒に寝てたっけ…?






私は、いつの間に寝たんだっけ?






なんだか昨日、アレンの家に帰った後の記憶が曖昧な気がする。






『…ん』






でも、まぁ、いいか。






未だにスヤスヤ眠るアレンの頭を撫でながら私はそう思っていた。






サラサラの茶色の髪、私が撫でるたびに揺れる。