『マリアなら、きっと見つけてくれるって思ってた』



相変わらず、可愛い笑みでそう言うアレン。





『さぁ、アレン、ゲームに勝ったわよ?ここから出してくれるんでしょ?』





私がそう言うと、キョトンとした顔を向け、クスリと意地の悪い笑みを溢した。




『マリア…ボクの話ちゃんと聞いてた?ボク、さっき、最初は…って言ったでしょ??最初ってことは、もちろん、次もあるよ?』






『…う、嘘でしょ…』





私は、顔をひきつらせる。





『次は何がいい?ボク的には…』





なんて、言い出すアレンに、




『ちょっと待って!』





ストップをかけた。